名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

シャムロック「夕闇のイリュージョニスト ですぅ~」

タイトル:シャムロック「夕闇のイリュージョニスト ですぅ~」(小説:GA文庫)
作者  :さわがみみずや:沢上水也
絵師  :西脇ゆぅり
デザイン:?
編集  :?

えー、私はとりあえずメイドさんが出てきてバカっぽい内容の小説だったらなんでもいいんだろう!とか思ってませんか?
その通りですよ!(開き直り

さて、このシャムロックですが、挿絵の絵柄に関しては完全に萌え系まっしぐら。私のストライクゾーンとは微妙に違うけどこれはこれでいいっすね。管理人の好みなんかどうでもいいですかそうですか。
表紙からするとひたすら萌えな内容のコメディという印象がありますが、これが意外と燃えな方向性も持った内容だったりします。
この手のお約束な内容から半歩くらいずれた立ち位置になりますね。民間警察が認可された現代世界で、マッドサイエンティストの少年が見栄えがいいと稼ぎやすいからという理由で、かわいいメイド服仕様のパワードスーツを着せた少女達による民間警察シャムロックのメンバーが右往左往したり活躍したりする話です。わりと混沌とした内容ですが、まあそれがいいんですええ。
ちなみに今回は学園祭であれこれ。


この作品の名台詞

「教頭先生は胸やお尻が見える衣装が嫌いなんスか?」
「おいおい、私を誰だと思ってるんだ? 胸やお尻が見えるエロい衣装は大好きだぞ。だが私にも立場というものがあるからな。教育委員会の口うるさいお偉方の前でそんな物を見せられたら困るのだ」
「……生徒がかわいくないんスか?」
「かわいいぞ。特にブルマの女生徒とか、スク水の女生徒とか、レオタードの女生徒とか……。っだが、生徒がかわいいからといって、これを認めるわけにはいかんのだ。……なぜだかわかるか、東雲?」
「わかんないスよ」
「私は、自分の方がもっとかわいいのだ」

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