名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「頑張ってよかったって思えるときがあるから! 強がるんじゃないの!! 一回折れたら、立ち直るのって大変なんだから! 一回でも『もーいっか』なんて思ったら、それっきりズルズル行っちゃうんだから! 口だけでも偉そうなこと言わなくてどうすんのよ! カッコなんてつけるわよ! 夢なんて見るわよ! 決まってんでしょ! 自己満足だって言われよーが、なんかできることやらなくてどーすんのよ! ただでさえお邪魔虫なら、余計ゴクツブシ扱いされるに決まってんじゃないの! 顔あげつづけるために必要なのよ! 毎回ガテップチにいるってのに、ノンキに『意味ある』頑張り機会なんて待ってらんないわ!」


タイトル:彩雲国物語 紅梅は夜に香る(小説:角川ビーンズ文庫)
作者  :ゆきのさい:雪乃紗衣
絵師  :由羅カイリ
デザイン:?
編集  :?
キャラ :秀麗 (127 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

今更、説明の必要もなさそうな人気シリーズ。
官僚になって、人々を幸せにすることを願う少女・秀麗が女性蔑視の環境をはねのけ、周りの求婚愛情をかわして(笑)、成長しながら鷹見を目指す中華ファンタジーです。
けっこうシビアな現実をつきつけつつも、肩肘を張らない人物のやりとりなどがあって、作品への敷居が低いのが特徴ですね。

さて、それでは台詞解説。
がんばってがんばって……そのあげくに待っていたのは謹慎処分。へこんでないわけはないのですが、それでも前に進むのが秀麗なのです。こういう強がりっていいなあ。