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6-ゼクス (電撃文庫 ら 4-7)

タイトル:6-ゼクス (電撃文庫 ら 4-7)(小説:電撃文庫)
作者  :らいらくれい:来楽零
絵師  :こずみっく
デザイン:?
編集  :?

過去にマッドサイエンティストの新人類を作ろうとする研究の実験台にされ、辛くも生き残り異能を得た6人。彼らと関わってしまった普通の高校生を軸に展開する現代伝奇。
これは……正直なところ地味です。爽快な異能バトルなどはありません。
主人公は特に戦いができるわけでもなく、異能もない。では傍観者なのか?というとそうでもない。人間という枠の中で最大限がんばっているのがよく伝わってきます。
バトル分よりも、異能を背負った人間の心情などに重きをおいているので、そこに興味を覚えたならおすすめ。

不思議な少女・間宮有沙がひったくりに遭うのを目撃し、助けてから、人体発火事件に巻き込まれることになった少年・山本彦馬。最初は容疑者扱いされていたが、特例課所属の刑事・北林花姫によって身柄を預かられる。花姫は、シックスデイズ事件の生き残りで、この人体発火事件も彼らが絡んでいると判断していた……。

感覚的にはミステリ風。異能に目覚めた「はじまりの6人」が、総じて精神的な変調を起こし、その心情についてページを多く割いているなど、描写の仕方がいいですね。こういう作風ですから読者はある程度選びそうですが、私は気に入ってます。


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