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俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している

タイトル:俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している(小説:スニーカー文庫)
作者  :かすかべたける:春日部タケル
絵師  :ユキヲ
デザイン:?
編集  :?

清々しいくらいにコメディです。一応はラブコメだけど、どうも2巻からがラブの部分は本番らしく、コメディ要素の方が強いかな。

わざわざ清々しいくらい、と断ったのはですね、ラノベにおけるギャグ作品って、なにげにシリアス要素を入れたがるんです。まあ理由はいろいろあるんでしょうが、ともかく純粋にバカだけやってる話はかなり少なかったりします。この作品は、そんな貴重なひとつ。
つまり、気軽に読むには最適ということですね。

絶対選択肢というやっかいな呪いのせいで、奇行が目立つ少年のバカな話。

脳内に表れる絶対選択肢。ろくでもない二択しかないのに、絶対にどちらかを選ばないといけないというろくでもない呪いのせいで、奇行が目立ち変人扱いされている少年・甘草奏。学園では「お断り5」という、お近づきになりたくない有名人の一人に数えられ、どん引きされる毎日。
そんなある日、空から美少女が降ってくるという選択肢を選んだところ、本当に美少女が降ってきた!?

この作品を象徴しているのが、絶対選択肢。絶対にまともな選択肢が出てこないのが特徴で、唐突に【選べ 1.上半身裸で叫ぶ 2.下半身裸で叫ぶ】もはやどっちがマシかというだけで、どっちにしろアウトです。概ね作品全体の雰囲気もそんな感じ。ひたすらバカっぷりを楽しみましょう。
とにかく深刻な話にはならない、ここが重要です!


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