名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。3

タイトル:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。3(小説:ガガガ文庫)
作者  :わたりわたる:渡航
絵師  :ぽんかん(8)
デザイン:?
編集  :?

最初に。ドラマCD付き限定特装版も発売になってますので、そちらが欲しい方は→bk1→amazon へ。なお同内容の小説版が、3巻の最後にボーナストラックとしてついているのでご安心を。注意点として、ドラマCDは本編を読んだあとに聞いてください。

さて。
ぼっちを人間的に更生するべく設立された奉仕部、そこに強制入部させられた強度のぼっち・比企谷八幡、能力的にはパーフェクトだが人と群れたがらない雪ノ下雪乃、人の顔色を伺うあまり方向性を見失っていた由比ヶ浜結衣たちの奉仕部での日々を描きます。

なんだよ「僕は友達が少ない」そっくりじゃん!とか思った人は甘い。
タイトルに青春ラブコメとつくくらいなので、コメディ主体なのは確かですがこっちの方がはるかに痛い。ちょっと甘い雰囲気になったかなーと油断してると、ネガティブぼっち精神による揺り戻しが襲ってきます! このあたりはさすがガガガ文庫ですね。
3巻は、こじれた結衣との仲がどうなるか?が焦点に。

しかしまあ八幡のひねくれぶりは半端じゃないですね!
多少はラブコメ時空に身を委ねればいいものを、幸せな空気に対する警戒感が強すぎる……。なんか切なくなってきます。泣き笑い?
再びスタートラインに立つわけですが、絶対今後も素直にラブコメ時空にはならないんだろうなあ。

あと、自分の年齢がアレなんで先生の行く末には応援せざるを得ません。
がんばれいつかは結婚出来るさ! ……でも婚活パーティー追い出されるとかどんだけ無法やらかしたのかと考えると、やっぱり未来は暗黒げふんげふん。


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