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Happy Death Day 自殺屋ヨミジと殺人鬼ドリアン

タイトル:Happy Death Day 自殺屋ヨミジと殺人鬼ドリアン(小説:GA文庫)
作者  :のぞうみこうた:望公太
絵師  :晩杯あきら
デザイン:?
編集  :?

最後のオチがすべて。

いやー、最初タイトル見た時に「これレーベル間違ってね? ガガガ文庫じゃね?」と思いながら読み始めたわけですが、心底そういう話でした。
死にたくなって、ネットで調べたところ『自殺屋』の文字に目が留まってお仕事を依頼。かくして主人公に一週間後の死が予定され、最後の一週間を送ることになる……そんな後ろ向き青春ストーリー。
うーん、どう言ったものか。物見高い人にはおすすめ。なにせGA文庫最薄に近いんじゃないか、というくらい薄いこともあってあっという間に読めますので、そのオチとやらをご体験ください。

主人公は、19歳。特に人生に不満もなく楽しくやっているが、すでに「完成」しているからしのうと思い調べた結果、自殺屋のヨミジに行き着いた。彼は10万円払えば、望む方法で一週間後に死を用意してくれるという。それでは、最後の一週間をはじめよう。

さっき言いたいことは全部言ってしまったんで、ひとつだけ。絶対、というほどではないけど、できればあとがきは読み終わってからを推奨します。それぐらいかな。時にはこんな物語もありでしょう。


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