名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

彼と人喰いの日常 (GA文庫)

タイトル:彼と人喰いの日常 (GA文庫)(小説:GA文庫)
作者  :かみさかねこ:火海坂猫
絵師  :春日歩
デザイン:?
編集  :?

第3回GA文庫大賞<奨励賞>受賞作。

いじめを受けていた主人公を救ったのは、人喰いの妖・黒衣。
意図せず契約を交わしてしまった主人公は、毎月一人誰かを指定して彼女に喰わせないといけない……

うおおお、いいね、これはいい!
思い切りダークなノリじゃないですかこれ。黒衣のキャラが、いかにも人外してて最後まで目を離せません。おすすめ!

いじめの末、殺されかけた主人公・十夜が意識朦朧とした状態で頼ったのは、人外の妖。その妖は、相手をあっさりと食い殺すと、十夜を主として認めた契約の代償を要求する。
そんな状況に陥ってしまったにもかかわらず、十夜の幼馴染みの立夏は最近の十夜の様子がおかしいと心配し……。

幼馴染みの立夏も健気でかわいいけど、それよりも黒衣ですよ!
あらゆる面で全く人間の論理が通用しないところが実にらしい。最初はいかにも納得だったんですが、そのうち予想外の部分でも人外を発揮して最後まで読者を驚かせてくれます。オチもよかった。
これはいいダークものですね。


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