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犬とハサミは使いよう 3

タイトル:犬とハサミは使いよう 3(小説:ファミ通文庫)
作者  :さらいしゅんすけ:更伊俊介
絵師  :なべしまてつひろ:鍋島テツヒロ
デザイン:?
編集  :?

事件に巻き込まれて死んでしまったが、あまりの本好きで成仏し損ねたか犬に意識が乗り移った俺と、大人気作家にして類い希なハサミ格闘スキル持ちで、その上黒づくめファッションの美少女・夏野霧姫。
この二人を軸とした不条理コメディ。

突如、予測不可能な脱線を起こすストーリーと、正ヒロインとも思えない夏野の凶悪顏が魅力。いや、カラー挿絵は比較的穏当なんですけどね。これがモノクロになると、とたんにリミッターが外れるというかなにこの悪人ヅラ。純粋な笑顔が一枚もないよ! だがそれがいい。

さて、3巻はミステリ風展開になると見せかけて、やっぱりそんなのは幻でした。

なるほど新キャラですか。
しかし、カラー挿絵にいれてもらえない新キャラ(いや、ネタバレ防止ってことなんだろうけど)に、哀愁を感じます。

しかし、犬の和人の考えていることはわからないといいつつ、思い切り会話してるようにしかみえませんがこれが愛の力か……。
なんかそのうち戯言シリーズみたいにバトルだけに特化しそうな気がしてきたけど、別になんの問題もないな、うん。


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from お亀納豆のライトノベルまっしぐら on 木曜, 2011/11/10 - 22:27

著:更伊 俊介 イラスト:鍋島 テツヒロ 「これが私の全力執筆、大澤流執筆術奥最終奥義、“操読者槍(ブリューナク)”!!」 2011年8月の新刊。約2ヶ月1週間半の積み。4ヶ月振り...