名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

花守

タイトル:花守(小説:GA文庫)
作者  :えちごやてっしゅう:越後屋鉄舟
絵師  :あやくらじゅう:文倉十
デザイン:?
編集  :?

和風伝奇でボーイミーツガールで、頑張れ男の子と女の子ー!と言いたくなってしまうお話です。

地域の悪霊のようなタマを鎮めるための鬼を降ろす憑巫の少女・子規とそれを守護する少年・春獄。二人の恋の行方を綴ります。基本的にコメディは箸休め程度と思いましょう。なぜなら……とあとはご自分の目でお確かめを。
これがデビュー作とのことですが、きれいに話も完結していますしこれからが楽しみな新人さんです。
何よりも「愛」ですねえ。がんばれ少年。


この作品の名台詞

「昔、ある人に教えられたんだ。……照れくさいからといって言わなくていいのは、言いたい台詞までだ。言わなければならない台詞は、どんなに恥ずかしくてもやっぱり言わなくてはいけない。そうでなくちゃきっと後悔する、ってね。
要するには、これって言葉の目安だと思うんだ」
「目安、ですか?」
「うん、言うのが恥ずかしいって気持ちと、言わないと後悔するって気持ちを比べてみてどっりがより大きいか。恥ずかしい方が大きいようだったら、まあ無理して言うほど大切なことじゃないかもしれないけど、後悔する方が大きいと思ったら迷わず口にするべきだよ。それはきっと自分にとって大切なことだからね」

→解説


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from ラノベ365日 on 日曜, 2006/08/27 - 15:32

花守越後屋 鉄舟 文倉十 ソフトバンククリエイティブ 2006-08-10by G-Tools 【花橘子規は鬼を自らに降ろす憑巫「花主」。それゆえに短い寿命が宿命づけられていた。彼女を守るために、花主...