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ブラック・ブレット―神を目指した者たち

タイトル:ブラック・ブレット―神を目指した者たち(小説:電撃文庫)
作者  :かんざきしでん:神崎紫電
絵師  :鵜飼沙樹
デザイン:?
編集  :?

えーと、最初に言っておくと細かい部分でのツッコミどころはいろいろあります。
死ぬ直前まで出し惜しみしてないでさっさと裏技使え、とか主人公最強ってわけでもないのに油断しすぎだろ、とか。

でもまあそういう点を差っ引いても、これはよい中二病バトル。
とにかく展開が非常にスピーディ。細かい部分では詰めの荒さがありますが、それ以上にテンポよく進むストーリーに目が向くため、あまり気になりません。
というわけで勢いとか中二病臭さの漂う異能バトルが好きな人にオススメ。

ウイルス性の寄生生物ガストレアによって、存亡の危機に立たされた人類。かろうじて狭い地域でのみガストレアを押しとどめているものの、常に命の危険に晒され生きている。
そんな人類の敵ガストレアに対抗するため組織されている民警に所属する少年・蓮太郎と、相棒である幼女・延珠が任務に急行する中で、正体不明の強大な敵とそうぐうする。それは、絶望に繋がる幕開けに過ぎなかった……。

ガストレアの脅威や、ウイルスの保菌者ながら逆にそれを利用して高い能力を得ているイニシエーター、青臭い主人公、やたら強い敵など、ああこれぞ中二病的な異能バトルですね!
物語的にはまだ続きそうな感じですが、これで終わってしまうのもそれはそれでありかなあ、などと思ったり。とにかくテンポよくさくさく読めるのがいいです。


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