名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

Fate/Zero(6)煉獄の炎

タイトル:Fate/Zero(6)煉獄の炎(小説:星海社文庫)
作者  :うろぶちげん:虚淵玄
絵師  :武内崇
デザイン:?
編集  :?

ついに、完結してしまいました。
結末そのものは前もってわかっているにもかかわらず、実際に見せられるとこれは来るなあ……

「fate/staynight」の背景となった、第四次聖杯戦争もこれにてついに決着。もはや最後と言うことでネタバレ全開の雑感モードで。

好きなように書きますんで、未読の方はご注意を。

それじゃ。

バレいきます。

とりあえず、やたらウェイバーがかっこいいんですけど!
元々の期待値が低くて、しかも規格外ばかりの連中揃いの中では、一番非才の身、おまけに行動様式もかなり一般人的なので、憎めないんですよねえ。ライダーによって完全に人生変わったよね。いやあっぱれ、漢だったぜ!

逆にセイバーは第四次聖杯戦争の終盤は踏んだり蹴ったりですね。退場シーンに至るまでいいとこなし。切嗣とのどうしようもないすれ違いッぷりが切ないです。まあセイバーに関しては、その分次で報われるし!と慰めてあげたくなります。

アーチャーvsライダーは文字通り頂上決戦という趣きだったけど、正直ここまで実力に開きがあるとは……。第五次聖杯戦争の時、よく倒せたなこれ。まあ慢心王なんてあだ名つけられちゃうくらいだから……ねえ?

切嗣については、これでようやくすっきりしました。なるほど、こうやって理想を真っ二つにおられてしまったわけですか。そりゃ頼みの聖杯があんな有様で、その上無関係の人たちはまるっきり無駄死にだから、切嗣みたいな冷徹機械でも耐えられなかったんだろうな……。アヴァロン、改めて見るとほとんどインチキに近い性能ですねー。ただの鞘のくせになんて高性能なんだ!

虚淵作品は、こうい絶望的な状況を実に生き生きと?描きますね。こんだけやったことは無駄だったんだよ!と言わんばかりの全否定ぶりが逆に清々しい。がんばれ第五次。

あーやばい。
ものすごくfateやりたくなってきた。
そんな時間あるはずないんだけど、でもやりてええええええええ!
……インストールだけしとこうかしら。


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