名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「同じアイドルとして、目標にしているとか、ライバルとして意識しているとか、そういうおめでたい言葉を聞きたかったのかしら?」
「そんな清々しくてさわやかなことを言われたら、胡散臭いって心の中で思うだろうな。ぼくはひねくれものだから」
「かわいそうな性格をしているのね」
「言っておくが、それはお互い様だぞ」
「……そう」
「でも、そうか。ちょっと生徒会長のことが好きになった」
「……。
あなた、気は確か? 自分が何を言ったか理解はできているの?」
「だって、自分の進もうとしている道の前に、邪魔者がいたら、生徒会長みたいに思うのが普通だろ? なりたいと思った人間が全員、人気アイドルになれるわけじゃないんだ。本気でやってれば、席の取り合いにもなるだろうし、競い合ってる相手を好きになる余裕なんてない方が、僕は好感が持てる」


タイトル:放課後あいどる(小説:ガガガ文庫)
作者  :かもしだはじめ:鴨志田一
絵師  :TNSK
デザイン:?
編集  :?
キャラ :石垣真帆&成田佑介 (240 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

タイトルのごとく、厳格な生徒会長さまが実はアイドルをやっていた!というお話。いわばアイドルものとしては定番と言えなくもないんですが、ツンデレ男とツンデレ女の組み合わせがっ!
赤枠おすすめしてます。詳細は表紙絵クリックで。

それでは台詞解説。
性格がひねている生徒会長さまは当然、ライバルに対してもかわいい感想など言いません。それに対するやりとり。多少なりとも、ひねくれ者同士のめんどくさい会話が伝わればいいなーと思います。