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お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ 3

タイトル:お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ 3(小説:MF文庫J)
作者  :すずきだいすけ:鈴木大輔
絵師  :うるうげっか:閏月戈
デザイン:?
編集  :?

6年間、ずっと離れ離れに暮らしていた兄妹がやっと一緒に暮らしはじめたはいいけれど、その妹は極度のブラコンで、しかも気がつけば生徒会長や副会長、親友までとお近づきになって……という、まあがちがちに定番のラブコメ。

ではありますが、このシリーズはMFの他作品に埋没することなく、きちんと自己主張ができてます。さてそれは何かと言いますと……

妹のいじられキャラとしての圧倒的な存在感! これに尽きますね。
ラノベというご都合ファンタジーでは、お兄ちゃん大好き妹なんぞ珍しくもないわけですが、姫小路秋子の場合、あんだけ結婚しても構わないなど大胆発言を繰り返してお兄ちゃんべったりな割には、まるでおにいちゃん耐性がない。甘い言葉を投げかけられるだけでいちころ。
このへんの絶妙なバランスがあるので、読んでて楽しいんです。

さて、3巻では会長たちが二人の城であった寮に引っ越してくることになり、その準備やらなんやらで例によってバタバタと騒ぎを繰り広げます。
お風呂イベントとか、定番とはいえやっぱりニヤニヤものだよね!
銀兵衛、なんというかわいさ! 胸はないけど。

鈴木作品らしく、例によって秘密も出てきたりしたけど、まあ別に秘密は適当でいいです。今後も兄の天然スケコマシ属性に期待しましょう。


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