名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

カミオロシ―縁結びの儀

タイトル:カミオロシ―縁結びの儀(小説:電撃文庫)
作者  :おどうあきひこ:御堂彰彦
絵師  :さらちよみ
デザイン:?
編集  :?

「付喪堂骨董店」より1年。私の好きな作家さんの新作が来ました。
オカルトミステリです。

八百万の神をオカルトの要素として取り込みつつも、ミステリ風な描写にこだわることでその展開はなんとも怖いことに……
怖いのは一切駄目!って人にはちょっと向かないかもしれないけど、これは黒枠おすすめですっ!

恋愛成就のおまじないの噂のある神社に、体験修行に訪れた学園の生徒達。そのメンバーの中に学園で1,2を争う秀才である玖流緋と識読美古都も入っていた。恋のおまじないに熱を上げる他の生徒を横目に距離を置く二人だったが、そのすべての人間を巻き込む事件が発生。
そして事件は連鎖する……。

これはきます。
なにがどうくるかは言えませんが、やばい。
まあストーリーについては各自でお確かめください。

あと、忘れちゃいけない主人公となる玖流とヒロインとおぼしき美古都ですが、とてもいちゃいちゃとは言い難い、かといってただの幼なじみとも言い難い微妙な距離感がたまりません。前作でもこの絶妙な距離感の描写にすっかりやられてしまった口なので、今回も期待してますよ!


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