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ひがえりグラディエーター

タイトル:ひがえりグラディエーター(小説:電撃文庫)
作者  :なかむらえりか:中村恵里加
絵師  :こんのけんご:紺野賢護
デザイン:?
編集  :?

中村恵里加の新作。
異世界人に目をつけられたことで、平凡だった少年が、突如として”ゲーム”という1対1の戦いに放り出されるという物語。
異世界人の勝手な遊戯につきあわされる理不尽さや、戦いで受ける痛みのリアルさ、そういったものがさすがの筆致で丁寧に描かれます。おすすめ。

6年前に妹が失踪したという、それ以外はいたって平凡な少年・天海蔵人。しかし、ある日不思議な金髪の少女に出会った時に彼の日常は終わりを告げる。その少女アールによって異世界に引きこまれた蔵人は、そこで流行している遊戯に否応なくつきあわされる事になる。それは、地球の人間の身体を作り替え、銃とナイフだけを持たせて1対1で戦わせるという理不尽なゲームだった。

理不尽さとそれに対する怒りの表現が上手いですね。さらには、今まで戦いとは無縁であった蔵人が戦いからは逃げられないと悟り、自分なりの理由を見つけて覚悟を決めるまでの過程が非常に丁寧に描写されてるので大いに納得できます。
感情をちゃんと表現できずいつも無表情の少女アールの微細な心の揺れ動きも伝わってきます。
妹や、妹の友達だった倫子との関わりなども上手い。これはぜひ続きがよみたい! ていうかなるべく”早く”続きプリーズ!


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