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そして、誰もが嘘をつく

タイトル:そして、誰もが嘘をつく(小説:電撃文庫)
作者  :みかがみまれひと:水鏡希人
絵師  :Tea
デザイン:?
編集  :?

空飛ぶ豪華客船での少年少女の冒険譚!

おおー、これはおもしろかった!
あらすじは王道で、ある程度は展開も読めますが微妙にフェイントがかかったり、描写が上手く読者を引きこんで一気に最後まで読ませてしまう魅力があります。
黒枠おすすめで!

豪華飛行客船ティターン号の処女飛行。著名人や貴族などが乗船する中に、一人の少年子爵・アデルベールの姿もあった。船の中で、アデルベールはグレイシーハム家の令嬢であるリラとお近づきになり、心を躍らせる。そのほか、アデルベールが幾人かと親交を深める中、グレイシーハム家の持つ”青いダイヤ”を狙って、怪盗ソニンが船内で暗躍をはじめる……。

アデルベールに積極的に近づいてくる個性的な人々、影のある少女リラ、そしてなにより主人公であるアデルベール自身など、誰もがなんらかの秘密を抱えていて、タイトルに偽りない内容となっています。果たして怪盗ソニンの魔の手から青いダイヤを守れるのか? アデルベールとリラの仲はどうなる?
王道ですが、見せ方が上手くほんと最初から最後まで楽しく読めました!
(ちなみに、内容的に「君のための物語」の続編っぽくなってるそうなんですが……困った事にあらすじをまるで覚えていないのでわかりませんでした(汗 )


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from monumenta librorum on 日曜, 2011/05/08 - 00:41

豪華飛行客船に乗り込んだ少年が様々な人と出会い、怪盗に狙われた青いダイヤを巡る騒動に巻き込まれていく話。ボリュームもあり、展開も複雑だが、それほど、だれずに読ませてしま...