名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

Strange Strange

タイトル:Strange Strange(小説:HJ文庫)
作者  :あさいらぼ:浅井ラボ
絵師  :しばの番茶
デザイン:?
編集  :?

黒い。グロい。しゃれになんない。
でも間違いなく赤枠おすすめできる、そんな一冊です。

浅井ラボという作者の、ダークな方の一面をいかんなく発揮してまして、間違いなく一部のレーベルでは刊行にゴーサインが出せないレベル。

食事前とか、あるいは夜寝る前には読まない方がいいかも……
特に2話はやばいです。でも、グロいのさえ耐えられるならぜひとも読んで欲しい!

4編中3編はホラーもしくは伝奇なストーリーになってますが、残りの一話は「もしかしたらこんな狂気に侵された人間がいるかもしれない」という薄ら寒さと、ある意味ではその上を行く醜悪さがあまりにも強烈。
「ろくでなしと恋」は普通にありですね。まあそうは言っても、アレなことに代わりはないんですが……。
それにしても、単なる短編集かと思いきやまさかの連作短編。最後の最後まで読んで初めて分かる作りになってますが、まさかそう繋がるとは!

追記:
しかしまあ表紙&カラー挿絵詐欺も甚だしいですね(笑)。イラストだけ見たらすごく微笑ましい話に見えてしまう。


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