名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

秋津楓はアたらない

タイトル:秋津楓はアたらない(小説:一迅社文庫)
作者  :にしむらゆう:西村悠
絵師  :きみしま青
デザイン:?
編集  :?

ぶっちゃけ、超定番の学園伝奇+ラブコメだと思ったんですよ。
で、読み始めたら序盤が絵に描いたようなテンプレだったので油断していたら、いい意味で微妙にななめにスライドしていきました。というわけで、手放しで、とまではいいませんがおすすめです。

とある事情から超常現象が頻発するようになってしまった街で、学園で超常現象研究会を開いているほんものの魔女が、超常現象絡みの事件を解決していくというもの。

説明としてはもう既に終わったようなもの。
魔法石絡みで起きる超常現象を、魔女たるツンデレ少女・秋津楓と、相棒のオカルトマニア縞井芳助で解決していくという筋書きです。割とハートフルなストーリーですが、2話で意表を突かれてあとはそのまま持って行かれた感じです。
とにかく2話! 2話まで読めばきっと「おお?」と感じること間違いなし!

しかし、2話みたいなこういう「アレ」なところを舞台にして書かれた作品って他にあったかな……これは半分がた舞台をあえて「アレ」にしたことの勝利ですね。


作品一覧


トラックバック

http://maijar.jp/?q=trackback/4880