名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

はるかかなたの年代記 双貌のスヴァローグ

タイトル:はるかかなたの年代記 双貌のスヴァローグ(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :しらかわとしゆき:白川敏行
絵師  :ふゆの春秋
デザイン:?
編集  :?

学園+魔法バトルもの。
ストーリーラインそのものは定番からそれほど外れているわけでもないんですが、通して読んでみるとこれがかなりおもしろいです。一人一人のキャラクターが魅力的なことや、外見こそ女性に間違われるけど主人公が一本芯の通った性格なので見てて気持ちがいいことなどが大きいのかな? おすすめ。

異能である<換象>を学ぶフラムスティード学院の入学式に向かう途中、よく女性に間違われる少年ユウは、不良から子供をかばう少女カティアと出会い、助けに入る。さらにクリスという名の少年も助けに入り、これをきっかけにして三人は仲良くなり、共に学園生活を過ごすことになる。
学園生活は楽しいものだったが、ユウ、カティア、クリスともそれぞれ人には言えない大きな秘密を持っていて、その秘密が危機を招き寄せることになる。

友情ですよ、友情!
三人の間の絆がいいですね。ユウとカティアだけでなく、ユウとクリスの間にもしっかりと友情が根付いているのがわかります。ホモくさくならない程度に男同士の友情を表現するのはなかなか難しいのですが、その辺のさじ加減がいいですね。
<換象>を用いた魔法バトルの部分も、華があっていい感じ。まだまだ物語は序盤といった感じですが、今後の展開が非常に気になるところです。


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