名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

ココロコネクト キズランダム

タイトル:ココロコネクト キズランダム(小説:ファミ通文庫)
作者  :あんださだなつ:庵田定夏
絵師  :白身魚
デザイン:?
編集  :?

1巻では5人の仲間同士での人格入れ替わりを軸にした青春模様でした。
2巻で同じネタを使うわけにもいかないだろうからどうするんだろうなーと思ってましたが……

フタを開けてみれば、1巻以上に良質な青春模様だったかもしれません。
いやはや、正直パワーダウンかな?と思っていただけに嬉しい誤算?でした。

人格入れ替わりを乗り越えた文化研究部員の5人。
賑やかながらもまずまず平穏な日常を送っていた彼らにまたもや異変が。体が、勝手に暴走する!? その暴走は、固いはずの5人の絆を壊していく……

外からの介入という特殊な要素があるものの、やってることはもう完全に直球ど真ん中の青春劇なんですよね。その顛末の詳細については物語の根幹に関わるために読んでくれ!としか言えませんが、いやもう実に青いんですが、ほんと青春だなあとしか言いようがない。
恋愛沙汰とかいろいろひっくるめて、5人の絆の強さを感じさせられました。


この作品の名台詞

「アタシはずっと一人だった! ずっとずっと一人だった! けれど高校に入って仲間と呼べる存在を初めて得られた……。だから……どうあってもそれを失いたくはなかったんだ! そしてその上手いやり方が……わからなかったんだ!」
「知らないよそんなもんっ! 寂しいなら寂しいって言ってよ! それがなくなってしまわないかそんなに不安なら言ってよ! 世の中は稲葉んみたいに察しのいい人間ばかりじゃないんだ! 察しの悪い人間にわかって欲しかったら言ってよ! 恥ずかしくて不安かもしれないけど、言ってよっっっ!」

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