名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

れでぃ×ばと!〈10〉

タイトル:れでぃ×ばと!〈10〉(小説:電撃文庫)
作者  :こうづきつかさ:上月司
絵師  :むにゅう
デザイン:?
編集  :?

さて、いきなりですがチェックしてみましょう。
物語の開始当初は幼なじみでヒロイン格だった朋美の表紙登場1巻(ピン)、6巻(&四季鏡)の2回。
セルニアの表紙登場2巻、10巻(ピン)、8巻(&鳳)の3回。
もちろん、れでぃ×ばとの中でもっとも登場が多いことは言うまでもありません。
真のヒロインはセルニア! おーけーですかー?

外見はまるっきり不良にしか見えないけど中身は割といい男(でも鈍い)秋晴が、お嬢様学校に併設されたメイドと執事の養成学校で巻き起こすラブコメな日常を描くストーリーも10巻を数えます。

今回はデート三連発。
ピナとみみなと鳳との4人で聖地秋葉原へ。
セルニアと二人でお互い戦い怒鳴りまくりデート。
そして、大地と岡、四季鏡でスケートに。

でもやっぱり本命はセルニアでしょう!
あれだけ怒鳴りあってても……というか本音でさんざん言い合える仲の良さ。
セルニアもキライだけどスキ、という自分の感情を自覚しつつあるようで……。
YOU、とっととつきあっちゃいなYO!
あー朋美? そんな人いたっけ。
……そうだなんか似たような人いたじゃん!インデック以下略

どうもね、朋美は隙がなさすぎるから見てておもしろくないのがね。


この作品の名台詞

今はまだ、大して『好き』じゃないのだろう。隣に座ってもドキドキはしないし、誰か自分以外の異性と話しているところを見たり想像したりしても、別に嫉妬は…………ほんのちょっとしかしない。
でも――明日はどうだろう?
数日後の自分は、どれだけ『好き』になっているだろうか?
相手のことを、『嫌い』なまま、それでも育っていく感情がどうなるのか、セルニアには予測できない。
あの粗野で雑でどうしようもない庶民と、二人きりでティータイムを過ごしたいと思ったり、手を繋ぎたいと思ったり、果てには付き合いたいと思ったりするような未来がくるとするのであれば、
「…………なんて酷い……悪夢のようですわ……」
今は、それが本心だ。
でもほんの少し先にどう思っているのかは分からない。

→解説


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