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蒼海ガールズ!2

タイトル:蒼海ガールズ!2(小説:GA文庫)
作者  :しらとりしろう:白鳥士郎
絵師  :やすゆき
デザイン:?
編集  :?

ただの女装ものに見えて、その実帆船ものとしてけっこう本格的な描写のある男女比1:200の物語。
2巻ではシューフェンが男であることがすべての船員に明らかになり、大変なことに!
シューフェンは割と性別レスなところがあって、女装もの好きにはたまらん物語ですね。

なお、ハーレムものとして突っ走るだけではなくて、帆船もの……というか海洋ものでも割と適当に流されそうな”傾船修理”の描写がかなり細かく、そっち方面を期待する人も裏切らない出来になってます。

そもそも、男がめったに生まれない世界で、男を一生見ないまま終わる女さえいる、という設定になっているため、シューフェンのような若い男は野獣に餌を与えるようなものなのです。
で、そんな状況にある上に、シューフェンの身分をごまかし公式上は女扱いされ、さらには船長のおもちゃとして着せ替え人形と化しているのでいやもう萌え的にはかなりやばい! あと女の子に襲われてるときのシューフェンの反応がまたやばい!

というわけで女装ものスキーにはかなり魅力的なのはもちろんですが、帆船ものとして見ている読者へのサービスも満載です。
特に最初に触れましたが、船体に穴が空いてそれを修理するために船を陸に揚げたり、浸水しかけた船の水を掻き出すための描写とかがかなりきちんと調べた上で書かれているのがわかります。これはたまらんですね!
なんか帆船についていろいろ調べたい気分になってきました。いいシリーズだなあこれ。しばらく続いて欲しいな。


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