名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

タザリア王国物語 影の皇子

タイトル:タザリア王国物語 影の皇子(小説:電撃文庫)
作者  :スズキヒサシ
絵師  :あづみ冬留
デザイン:?
編集  :?

大人の事情で「ダビデノ心臓」は3巻でストップしてしまった作者の人の新シリーズ。
中世風ファンタジーに一応なりますが・・・まあまずは下をごらんあれ。

貧民街に住む少年は、ある事件がきっかけで今の皇子とそっくりであることから、「影」としての役割を期待されて王宮へと引き取られていく。影として様々な修練を積むうちに、次第に信頼を勝ち得ていく少年。やがて重大な事件が起こり・・・。
とまあ、影武者役の少年が主人公の話です。なんか影役の割には、やけに情報を出しすぎてるなーとかそういう細かい部分にツッコミがなくもないのですが、ごくごく個人的にはこの物語の見所は別にあります。

姉姫様のサドデレっぷりがすごすぎです。あ、ただしいくつかの点にご注意ください。
1.徹頭徹尾シリアスな物語で、コメディの入り込む余地はまったくありません。
2.ここでいうサドデレとは、『二人きりの時はサディスティックに傷つけまくり、お姫様一人きりの時にちらっとのぞかせる感情の片鱗』です。普通のエロゲやラノベのわかりやすいツンデレが読みたいだけの場合は手を出さないほうが無難です。姉姫様のいじめっぷりはちょっと洒落にならないので、人によっては気分悪くします。
3.明らかに次巻に続く形で終わってます。

姉姫様の容赦のないいじめと、一人きりの時に見せる微妙な感情に酔いしれたい方はぜひ。
ただし、上で書いたように使用上の注意をよく読んだ上でお読みください。普通に影役の少年にハラハラドキドキする分にはなんも問題もなく読めるお話ですたぶん(既に私の中では姉姫様の方が妄想順位が上になってしまいましたので!)


この作品の名台詞

「勘違いしないことね。所詮、溝(ドブ)で生まれた孤児は孤児。おまえはジューヌの身代わりにいつでも、その生命を投げ出す鼠に過ぎないのよ」

→解説


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