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三流木萌花は名担当!

タイトル:三流木萌花は名担当!(小説:MF文庫J)
作者  :たぐちはじめ:田口一
絵師  :をん
デザイン:?
編集  :?

現役学生にして、作家と編集のコンビが、二人ともノウハウのないモエ小説を書くために
『身体を張って』萌えを実感しながら、てさぐりでライトノベルを執筆していくという文系ラブコメです。

時任に「萌え」を理解させるためには部屋に起こしに表れたり、変な語尾でしゃべってみたり、果ては小説のシーンを再現するためにスク水にまで!!
現実そのままではないけれど、作家や編集が一つの作品をがんばって作っていく雰囲気などはなかなかよく再現できてると思います。いい感じ。

かつて、「時任零路」というPNで作家デビューしたものの、全く売れず過去を封印して日々を過ごしていた少年・時任孝一。
そんなある日、学校で、彼は封印したはずのPNで呼びかけられる。
彼女の名前は、三流木萌花。時任がデビュー作を出版した三流木出版の社長の娘。

三流木出版は、安易な企画ばかり連発した結果潰れる寸前という事態に陥っていた。
そんな現状を打開するため、萌花は「もう父親には任せていられない」と、時任零路にモエ小説を書かせ、ライトノベルの分野で起死回生を図ろうとする!

やっぱりこの作品は、体当たり担当な萌花さんに尽きますね。
ここまで身体を張る担当さんってすごい!
単なるサービスシーンだけでなく、〆切の迫る中、挫折も経験しながら一つの作品を協力して作り上げていく姿に青春を感じるお話なのです。


この作品の名台詞

「孝一くん、編集者や校正さんの書く文字がどうして赤い色なのか、知ってる?」
「さ、さぁ……。見やすくするため、かな」
「違うわ。その赤は――原稿が流す、血の色よ!」
「原稿が流す、血……」
「そう。わたしたちが使う赤ペンは、言わば原稿を切り裂く剣。しかし原稿を殺すためじゃない。何度も傷つけられ、血を流し、鍛えられて、原稿は剣をも弾く鋼の肉体を手に入れるのよ!」

→解説


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from お亀納豆のライトノベルまっしぐら on 日曜, 2009/12/06 - 22:56

著:田口 一 イラスト:をん
「宇宙人と超能力者と未来人なのね!売れそうな設定だわ!」
約二ヶ月二週間の積み。『黒姫のユズハ』が三巻で打ち切られた田口さんが三ヶ月振りに放...