名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

ピクシー・ワークス

タイトル:ピクシー・ワークス(小説:電撃文庫)
作者  :みないだいすけ:南井大介
絵師  :バーニア600
デザイン:?
編集  :?

すごいの来たあぁぁぁぁっっ!!!
もう、新人とか関係なく文句なしに赤枠認定ですよ!

高校生離れした頭脳と技術力と胆力を持ち、やることは知的欲求に極めて忠実なため法律なんてなんのその! 問題少女”三人だけ”の天文部。彼女達の実力を見込んで持ち込まれたとてともなく魅力的で、あまりにも危なすぎる依頼とは!?

SFマインドに溢れてます。あと神林長平と聞くと反応する方にはストイラク。
専ら天文部の少女達の独壇場ですが、百合というよりは『女三人寄ればかしましい』というノリでしょうか。ともあれ……めちゃくちゃ燃えますっ!!

さて、以上ネタバレ一切なしの紹介です。これで十分という方は以下など読まず、買うべし読むべし。
以降、まだ購入について迷っている人向けにもう少しだけ踏み込んで紹介しましょう。

天文部の問題少女、葛城奈緒子、片桐千鶴、神楽木芹香は、いずれも性格は違えど学園で常に成績トップを争う才媛ですが、業務用無人警備マシンを改造しまくったあげく暴走させたり、表沙汰にはなっていないものの自作ロケットを打ち上げたりと、知的好奇心のためにはなんでもやる三人組。
そんな彼女達のもとに舞い込んできた依頼とは……

はい、以降はあえてキーワードで羅列します。
完全自律飛行する無人機。
自我を持ったAI。
戦闘妖精。
ドッグファイト。
政府に喧嘩を売るテロ行為!

とにかく超! 燃えます!
女子高生が集まっているというのに、やってることは機械の徹底改造で、狙った露骨な萌えもないんですが、会話のテンポがよく、またギミックへの凝り方もバランスが絶妙で読んでて肩が凝ることもなし。オチもグッド!
とにかく新人の作品だとは最後の最後まで一切考えませんでした。これは続編が出るにしろ新作を出すにしろ先が非常に楽しみな作家さんです!!


この作品の名台詞

「あたしの仲間を、たかが、とか言うな」
「ヴァルトローテはあたしの仲間だ。一緒に空を飛んで、あたしを助けてくれた『戦友』だ。自分で生き方を決めた、あたしの大切な友達だ。機械じゃないし、まして、『たかが』なんて存在じゃない。忘れるなよ、蓮。二度は言わないからな」

→解説


「――長かった。十五年振りに空へ帰れます」

→解説


「葵さん。やるからには徹底的にやりましょう。中途半端にお茶を濁すのはつまらない。元々リスキーなことなんです。少しばかり危険が増したからといってなにか不都合がありますか?」
「あたしの命は少しばかりか」
「芹香ちゃん。他人事のように言ってるけど、一番リスクを背負うのはあなたなのよ? 命の危険もあるし、逮捕される危険もある。それでもいいの?」
「人間が陸から離れれば、海でも空でもリスクは付きもんですから。どってことないっス」

→解説


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from monumenta librorum on 土曜, 2009/10/03 - 19:39

四人の少女が戦闘機をリストアすることになる話。SFで何というか、ほとんどネタバレになってしまいそうだし、作品においても言及されているが、神林長平の影響はそれなりにある。た...