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僕は友達が少ない

タイトル:僕は友達が少ない(小説:MF文庫J)
作者  :ひらさかよみ:平坂読
絵師  :ブリキ
デザイン:?
編集  :?

実にこの作者らしい、直球なのにひねくれた内容です。
正確にはキャラがねじくれまくって腸捻転を起こしてるような状態かなっ!!

友達ができないもの同士が、隣人部という『友達を作るための部』を作って友達作りのためにあれこれ試行錯誤をする話なんですが……
なにしろ隣人部が創設されるきっかけになったのが、ヒロイン格である(性格は残念な)美少女・夜空がエア友達と楽しそうに話しているのを主人公の小鷹に目撃されたことですからっ! おお、灰色の青春。

なにせエア友達を作ってしまうくらいなので、夜空の性格はかなりダメ。ていうか毒舌過ぎ。口喧嘩すると打たれ弱い人間を廃人にしかねないレベル。
部員募集に真っ先に応じてきたお金持ちの傲慢お嬢様・柏崎星奈も、自分が可愛いと公言してはばからず、異性には人気あるけど同性にはやっかみもあって友達いないかわいそうな人。
と、まあこういう問題児達による部活がまともな活動になるはずもなく、毎度わけのわからん理屈でどうみても友達ができそうにない努力を続けてます。この辺はネタバレするとおもしろくないんで実際にお読み下さい。
主人公も、この強烈すぎるキャラに埋没することなくいい味出してます。
gdgdなのがむしろこの作品のスタンダードといえますが、かなり気になる引きで終わってるんで2巻以降の展開にも超期待。早く2巻プリーズ!


この作品の名台詞

「あ……あーもう、悪かったわよ! 今度から気をつければいいんでしょ!」
「ふん、助けてくれたことは感謝してあげるわ。それから……し、心配してくれたことも……。……同い年の男子にそんなふうに……本気で怒られたの初めて……」

→解説


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