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ちょコワ、いかがでしょう? ほんとにあった、ちょいコワ奇譚集

タイトル:ちょコワ、いかがでしょう? ほんとにあった、ちょいコワ奇譚集(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :みずきしょうたろう:水城正太郎
絵師  :中条花月
デザイン:?
編集  :?

ライトノベル的なアレンジを加えた怪談話。
ホラーでも伝奇アクションでもなく、怪談です。

アレンジの仕方がおもしろく、作者がこれまで蒐集してきた都市伝説や怪談を軸にして、作者自らが主人公となり、『怪談を集めた企画本ライトノベル』を作ろうと蒐集活動を続けるうちにやっかいな事態に巻き込まれるというメタ怪談ストーリーになってます。

そもそも怪談はすべからく怖いものですが、メタな要素を取り入れたことで物語がだんだん現実を浸食するかのような気分にさせられ、読んでてけっこう怖いものがありますね。夏向きの怪談としてはなかなかいい企画本です。
余録としては、作者の仕事にまつわる日常の言動が、妙にリアル。(ていうか現実をモデルにしてるわけだからリアルに感じるのは当然なんですけどね?)
さあ果たして作家の水城氏は、無事に物語のエンディングを生きて迎えることが出来るのでしょうか!?


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from monumenta librorum on 日曜, 2009/09/20 - 00:24

実話風のホラー短編集。連作短編的な構成だが、全体のストーリーはある。割と、コメディーっぽくしているが、話自体はそれなりにシリアス。この作者としては、『東京タブロイド』も...