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空想/のべりずむ

タイトル:空想/のべりずむ(小説:HJ文庫)
作者  :ふじはるみやこ:藤春都
絵師  :ぱん
デザイン:?
編集  :?

じんわりくる、ほんわか学園コメディ。
書いたことが現実になってしまうという少年は、図書館で知り合った仲間と一緒に右往左往しながらも事件?を解決しようと奔走します。

微妙に変てこ風味ですが、最後はちゃーんと収まるべき所に収まってくれます。そんなに派手ではないけれど、なんかこうキャラがね、誰も彼も愛らしいというか憎めないというか、つまりは個人的に気に入ったのでおすすめです。

ごく普通の高校生に見えて実は現役小説家でもある立神哲人は、暇さえあれば小説のネタを書きためていますが、ある日幼馴染みの葉月に起きたおかしな事件がきっかけで哲人の「書いたことが現実になる」能力が明らかに……。
その時、一緒に居合わせたかわいい一年生の少女・てまりや、ナンパ野郎の裕也も仲間になって一緒に、哲人の妄想から生まれたへんてこ事件を解決していくことになるのです。

うーん、これはあらすじだけ紹介しててもなかなか良さが伝わらないかも。作品からあふれ出す文系部活的な和気藹々さがいいのかなあ? やっぱ読んでもらうしか!


この作品の名台詞

「――でも、やめられないんでしょう」

→解説


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from お亀納豆のライトノベルまっしぐら on 水曜, 2009/12/09 - 22:53

著:藤春 都 イラスト:ぱん
「もっと面白いものが書けるでしょ。そうしたら、いつかちゃんとお金を払ってあげる」
「だから、もっと読ませて。てっちゃんの書いた物語を」
約四ヶ...