名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

……今、手からビーム的なものが出て全ての部屋を破壊し尽くせることができたらどれだけ素晴らしいだろう。どれだけ僕は幸せになれるだろう。だが、当然、そんなものが出るわけもない。わかっている。わかっているんだ。
思い出されるのはテレビで『ドラゴンボール』の再放送をやっていた幼き日々。小学一年生ぐらいの時だろうか。あの頃の僕らは練習さえすれば手からビーム的なものを噴出させることが可能だと信じていた。何度『かめはめ波』と声を上げただろう。どれだけ『かめはめ波』と叫んだだろう。途中挫折して何度か『波動拳』を試したが、ダメだった。


タイトル:ベン・トー 4(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :あさうら:アサウラ
絵師  :柴乃櫂人
デザイン:?
編集  :?
キャラ :佐藤洋 (66 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

燃える半額弁当争奪戦。
そうでありながら、変態どもの入り乱れる魔窟でもあり。

それでは台詞解説。
ハーフプライサー同好会は合宿をすることになり、一つのロッジでお泊まり! それを聞いてめちゃくちゃ盛り上がって妄想が暴走する佐藤洋ですが、槍水から、「部屋がいっぱいあるから一人一部屋使おう」と言われ、血の涙を流すのでした。というか、この下りは他人事とも思えず、なんか感動した!