名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

アクセル・ワールド 2 紅の暴風姫

タイトル:アクセル・ワールド 2 紅の暴風姫(小説:電撃文庫)
作者  :かわはられき:川原礫
絵師  :ひま:HIMA
デザイン:?
編集  :?

ネット空間上での対戦バトルもの。

太っていて、いじめなども受け自虐傾向の強い中学生の少年・ハルユキが、校内一の美少女と名高い先輩<黒雪姫>と出会い、アクセル・ワールドというネット対戦に関わることでゆっくりと、しかし確実に心の成長を果たしていきます。

先輩がなにげに嫉妬深い!
年齢的にハルユキと近いとは言え、ハルユキを「お兄ちゃん」と呼ぶ見ず知らずの小学生・トモコの登場で心を乱されてますよ? ああもうかわいいなあ!(ようじょじゃなくて、先輩ですよもちろん)
まあ、もっともその小学生は超わけありというか、トモコのせいでまたしてもハルユキはかなり厳しい戦いを強いられることになるのですが……。
潜在的な能力はあるはずなのに放っておくとすぐに自虐をはじめるハルユキと、自分を厳しく律しているようで意外と脆い部分のある黒雪姫。
二人三脚と言うにはいろんな部分で先輩が圧倒的なアドバンテージを握っていますが、けっこうお似合いのカップルだと思います。

ストーリー的には……まだまだアクセル・ワールドには謎が多いようです。

サイバーな世界なので、人同士で意思を通じ合わせるのに「有線直結通信」なるものがあって、でもそれはよほど信頼関係がないとやらなくて、さらにはケーブルの長さが信頼の深さの証のようなもので、この直結でのやりとりが実にニヤニヤできます。
バトルも燃える!


この作品の名台詞

「なんで……逃げなかったんです」
「これはな……私の意地だよ、ハルユキ君。
今回、私はキミの前で無様を晒したからな。キミの師として……また《親》として、あのままでは現実世界で会わせる顔がない」
「い……意地……? でも……負けたら、なんの……意味も……」
「それがキミの勘違いだというのだ。《クレバーな撤退》なんぞ犬にでも喰わせろ! そんなもの何の価値もない! いちど戦場にダイブしたならば……相手が誰だろうとひたすら戦闘あるのみだ!!」

→解説


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from 帰ってきた!とらぶろ on 土曜, 2009/07/18 - 22:13

 川原さんはすごいと思います。
 なんと言ってもオンラインゲームに対するこだわりというか、愛が伝わってきます。ような気がしますが私はオンラインゲームって知らない...

from 萌えレビュ! on 木曜, 2009/06/11 - 20:45

電撃文庫のラノベ、『アクセル・ワールド2-紅の暴風姫-』(川原礫先生原作、HIMA先生イラスト)が発売中です。

表紙はヒロインの黒雪姫先輩。
アバターの...