名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「拳を少し固めるだけで――変われるもんも、あるんだよ」
「…………」
「絶津、あんたビビってるだけだ。そんなに強いのに、見えもしない未来ってやつを怖がってる。
笑わせんなよ。覚悟なら、桐崎の方が上だ。こいつは強い。死ぬことなんて怖がっちゃいねえ。ただ、生きようとしているだけだ。誰よりも、強く」
「クギト――」
「答えろよ絶津。
命の形なんてどうでもいい。あんたの後ろには今、誰が居る? あんたの背中で泣いてるのは、誰なんだ? 考えるのは【そこ】からだ。後はどうでもいい。選択肢がない? 馬鹿じゃねえのか。なかったら作れよ。ゼロから自力で、誰にも与えられずに!」
「無い物を創るなんて、神にしか出来ないんだよ、乃出くん!」
「ああそうだ。だから、無理をして、とんでもない痛みもついて回る。
それでも進め、てめえの意思で!」


タイトル:死なない男に恋した少女3.命のカタチ(小説:HJ文庫)
作者  :そらのかずき:空埜一樹
絵師  :ぷよ
デザイン:?
編集  :?
キャラ :乃出釘斗&絶津夜宵 (250 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

ブスッと刺しておいてその相手にデレる、ご安心を!相手は不死なので何回刺しても超ok、というフィクションならではデレの形の偏ってるけど、でもなにげにストーリーはけっこう熱いラブコメ&アクション。

それでは台詞解説です。
超絶な強さを持ちながら、大切な人を守りきれずにくすぶっている絶津に釘斗が直言してます。うん、特に最初の台詞がいいですねー。