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神のまにまに!―カグツチ様の神芝居

タイトル:神のまにまに!―カグツチ様の神芝居(小説:電撃文庫)
作者  :やまぐちこうざぶろう:山口幸三郎
絵師  :天草帳
デザイン:?
編集  :?

二十年ほど前に八百万の神が、突然現界し「神権」を求めるという異常事態が発生。
ただ、人間との関係はこれまで通り何も変わらないはずだったが、最近になってすべての神様が突如雲隠れ。
……人永の頭上に憑いているかわいい神様・へっぽこをのぞいては。

とまあ、ちょっと風変わりな設定の物語です。
主人公の人永は24歳。そしてヒロイン?は、人永にいつも憑いている神様・へっぽこ。
キャラもいいけど、物語もね!という方にはぜひ。

神様が雲隠れしてしまったために、神社など一部の社会構造に深刻な問題が発生する中、人永は唯一現界している神様を頭上に乗せている稀少な存在として、本当は表に出てきたいのにでも敬われたいというプライドがあるもんだからふてて隠れている、「ある意味ツンデレ」な神様達を説得して再び現界させようとするのでした。
女好きでかわいい女性には声をかけずにいられないのに、頭上にへっぽこが憑いているのでいろいろアウトな人永の受難をお楽しみください。
神様と人間の付き合い方というか距離感をテーマにした、しっかりした物語です。
こういう神話をモチーフにしながらも、蘊蓄っぽい内容は必要最小限になってるので読みにくいということはない、はず。

ところで、この物語で個人的に一番盛り上がるのは人永の上司・高峰小町さんが、いかにして人永のくどきをあしらうのか、だったりします。
あれだなー、別に小町さんは普通にいい女で、人永に気があるかどうかはかなりの謎ですが、でもどこか峰不二子を連想させるなあ(笑)


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