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モーフィアスの教室 4

タイトル:モーフィアスの教室 4(小説:電撃文庫)
作者  :みかみえん:三上延
絵師  :椎名優
デザイン:?
編集  :?

幼なじみパワーは、やはり強かった。

異世界である<王国>から現れる夢神によって引き起こされる悪夢と、それに引き込まれる人々。
悪夢をモチーフにした伝奇も、いよいよ完結です。

ストーリーについてはあれこれ言うのはやめときます。
今回のシリーズもきっちり楽しませてもらいました。感謝!
商業的にはともかく、三上さんのシリーズものは、絶妙な長さで終わるので中だるみしないという強みがありますね。

それと、三上さんの作品で絶対に外せないのが幼なじみという要素。山姫アンチメモニクス以外はすべて幼なじみが登場するんですが、幼なじみである二人の距離感がこう絶妙なわけですよ!
出会いの過程をすっとばしていきなりある程度近い距離感を維持できる幼なじみは描写しやすいので、ラノベに限らずあらゆるエンタメ作品で使われることが多いですが、この人の書く幼なじみは大好きだーっ!!


この作品の名台詞

「がんばってね、ヘタレ」

→解説


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from 愛があるから辛口批評! on 木曜, 2008/12/04 - 23:43

「とにかく無事全てが解決してよかった。あまり棗が黒くならなかったし」 と思った最終巻でした。  いや、てっきり5巻完結だと思ったのでびっくりしたんですが、この作者らしい上...