名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

境界線上のホライゾン 1上

タイトル:境界線上のホライゾン 1上(小説:電撃文庫)
作者  :かわかみみのる:川上稔
絵師  :さとやす
デザイン:?
編集  :?

終わりのクロニクルという大作を完結させた後、しばらくインターバルを置いていた川上稔再始動。
新シリーズ一発目から500ページオーバー、並の小説ならシリーズひとつ、下手すると数シリーズ維持できるかもしれないような情報がこの1巻に詰まっているという恐ろしいまでの緻密な設定は今回も健在。

それと、(少々特殊な部分ではありますが)今回も自動人形大活躍です!
人は選びまくりますが、当然のように赤枠でおすすめ。

ストーリーは……説明しません。てーか説明無理!
そもそも読んでるこっちも一回読んだくらい把握しきれない上に、まだまだ謎が深まる段階ですしね。
バトルと軽口とエロとほとんど偏執的なまでに作り込まれた設定、この全てが高い次元で融合しています。
こればっかりは実際読んでみて!というしか……
なるべく台詞の方で作品の雰囲気をフォローしていきたいと思ってます。

ちなみについ最近になって川上稔ワールドに手を出して肌に合うな、と感じた方かつ自動人形スキーの方(狭いなヲイ!)
閉鎖都市巴里は既に読まれたでしょうか?

これは自動人形スキーな私が未だに最高傑作と信じて疑わない作品です。
かなり入手困難になっているので、丹念に新古書店を回らないと手に入らないと思われますが、それだけの手間をかけて読むだけの価値はありますのでぜひともお試しください。


この作品の名台詞

「男の人なんて、”俺超強い”がやりたいだけの馬鹿ばかりですから」

→解説


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