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周りがだーれもメガミ文庫に突撃してくれないので、一冊くらい読んでみるか、とよくよく物色してみて見つけたタイトル。
スポ根ですよ！（ていうかタイトル見て気づけよ）
ライトノベルのスポ根は、内容云々以前に「スポ根を出した」という時点でかなり貴重。確保するならお早めに！
内容的には、タイトルの通り女子駅伝のスポ根です。

オリンピックも夢ではないと思われていた陸上部のホープ・本田昌虎。そんな彼ですが、ある日突如とんでもなく鈍足になってしまいます。
それはイダテン様の「鈍くなる呪い」。
そして、イダテン様が呪いを解く条件にしたのは、毎年２回行われているイダテン様に奉納する駅伝大会に女子高生チームを出場させること。
かくして、本田は不本意ながら女子駅伝チームの監督になり、メンバー集めをはじめるのですが……。

基本的に軽めの作りになってます。
駅伝に勝利するための基礎作りの部分はわりとすっ飛ばし傾向強し。ただ、その分読む際の敷居は低いと言えるでしょう。
やたら蘊蓄が語られたりすることもないし、もともと駅伝というわかりやすい競技なのでルールがわからずとまどうこともありません。

個人的にはもう少し濃い内容で全二巻とかあったらよかったんですが、そこはそれ大人の事情というものもあるので、一冊としては綺麗にまとまっているんじゃないかと思います。
スポ根は苦戦すると知りながらもあえて送り出してきた英断に拍手！　というわけで買おう今すぐ買おう。

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