名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「でも、エミリー様。俺は取り返しのつかない失敗を……」

「貴様の失敗はいつものことだろ」
「一度失敗して、それだけで全てが終わるなら、妾はここに来なかった」
「取り返しのつかない失敗をしたのは妾の方だ」
「今度こそもう終わりだと思った。……だが、まだ妾にはやれることがあった。動かなければ、この手からこぼれ落ちるものを受け止めようとすることもできないと、教えられた。ロッティと、妾の護衛騎士に。……妾の『盾』にな」


タイトル:戦場のエミリー―鉄球姫エミリー第四幕(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :やなぎたまぞう:八薙玉造
絵師  :瀬之本久史
デザイン:?
編集  :?
キャラ :グレン&エミリー (266 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

容赦のないアクションが好きなら、読むしか!

それでは台詞解説。
ちょっとこの台詞に至る経緯について書いてしまうとネタバレ一直線なのでスルーしますが、グレンの行動に引きずられる形で失意の姫もまた精神的な復活を果たし、今度は逆にグレンに立ち直るきっかけを与えている所です。
いろいろ屈折してはいるけれどやっぱりお似合いの二人だなあ。