名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「――――私たちはここに誓おう」
「あなたたちはここでいつまでも無駄な話し合いをしていろ。愚にもつかぬ中傷と権謀術数に腐心しているがいい。お似合いだ」
『貴様っ……我々に対する暴言は国家に対する侮辱と同義だぞ! キャンベル家の人間だと思って見逃していたがもはや我慢ならぬ!』
「さえずるな小物。キャンベル家の名を、誇り高き家系の名を気安く口にするな」
「これ以上あなたたちの御託に付き合うのはたくさんだ。私は決めたぞ」
「帝国ではない。軍国でもない。群集列国でもない。無論、独立交易都市でもない」
「いつか必ず、私がルークの刀でヴァルニバルを討つ――――そう決めたッ!!」


タイトル:聖剣の刀鍛冶 #2(小説:MF文庫J)
作者  :みうらいさお:三浦勇雄
絵師  :屡那
デザイン:?
編集  :?
キャラ :セシリー&偉い人 (242 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

偏屈な刀鍛冶の少年・ルークと、気性の真っ直ぐな少女騎士・セシリーの物語。
騎士であるセシリーの、愚直なまでに前に突き進む態度を見て、徐々にルークの態度が変わっていくのが見物。

それでは台詞解説。
列強の会議の場に入り込んだはいいものの、「政治」に翻弄され、さらにはルークが悪し様に言われっぱなしなのを見てとうとうセシリーの忍耐が切れてしまいこういうことに。
いや、かっこよかったですええ。
正直2巻の中では戦いのシーンとかよりもこっちの方が燃えました。