名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

龍盤七朝DRAGONBUSTER 1

タイトル:龍盤七朝DRAGONBUSTER 1(小説:電撃文庫)
作者  :あきやまみずひと:秋山瑞人
絵師  :藤城陽
デザイン:?
編集  :?

秋山瑞人久々の新作。中華風世界で武侠ものです。
高い筆力で描写される燃える物語をお求めの方はぜひ。

国の底辺層”言愚”の民・涼狐(ジャンゴ)と、第十八皇女の月華(ベルカ)。
身分の全く異なる二人が、運命の邂逅を果たすことで物語は回り始めます。(以下ネタバレに極力配慮)

1巻は序盤と言うことで、主役二人の戦いにおける魅せ場はまだまだこれからといったところですが……
剣術道場の下男として働いているジャンゴと、奇行が多く周りから鼻つまみ者扱いのお嬢さまベルカ。
剣術から一見縁などなさそうに見えるこの二人が、いかにして出会い、いかにして血なまぐさい世界に関わっていくのか?
その辺が大きな見どころになります。
皇女らしく世間知らずゆえの摩擦を起こしたかと思うと、身分を傘に着ない素直さも持ったベルカの魅力や、武侠ものに欠かせない燃えるバトル!!
バトルに関しては、まだまだプロローグといった感じですがそれでも戦いの描写における臨場感などはさすがの一言。
燃えてきますぜっ!!
今からもう2巻がすんごい楽しみ。

なお、今回はシェアードワールド企画と言うことで、同じ世界を舞台に古橋秀之作品も展開されることになるそうでそちらも見逃せないですね。


この作品の名台詞

「お主はすごいのだ! 世の男どもをすべて合わせてもお主には及ばん! 妾は来る日も来る日もお主のことを考えて剣を振っているというのに、お主にそんな平気な顔をされたらこれ以上どうすればいいのだ!」

→解説


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