名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

らじかるエレメンツ

タイトル:らじかるエレメンツ(小説:GA文庫)
作者  :しらとりしろう:白鳥士郎
絵師  :カトウハルアキ
デザイン:?
編集  :?

文系部活青春グラフティ……のはずですが、なぜか途中からスポ根調に変わります(爆)

学校爆破などその名を県下にまで轟かす問題児の集まり・化学実験部。化学実験など普段全くしてないなにがしたいのがよくわからにこの部は、生徒会からの部室明け渡しと廃部勧告を受けピンチに。
廃部を阻止するには、夏休み前までに部としてのきちんとした実績を残すこと……。
開始1ページ目のノリが合えばお気に召すでしょう。
意外とおすすめ。

そもそも化学実験部として実績を問われているのに、ギネスブックとかわけのわからない実績を手っ取り早く残そうというのが意味不明ですが、この一つだけでも部の方向性がわかるというものです。
どっちかというと古いネタが多めなので、20代後半くらいでないとピンとこない部分もあるかも。(たぶん知らなくても何ら問題はないんですが、共感度が違ってきますし)
幼馴染みの扱いがあんまりにも雑なのが多少個人的にはもったいなく感じましたが、それ以外は部の無軌道ッぷりと、相反する目的に向う熱さの両面が感じられてよかったです。蛇足ですが、なんでもない一言にまでいちいち反応する腐女子担当の妄想脳に乾杯(笑)


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