名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

θ―11番ホームの妖精

タイトル:θ―11番ホームの妖精(小説:電撃文庫)
作者  :とうまちとせ:籘真千歳
絵師  :くらぽん
デザイン:?
編集  :?

SFですよ、SFっ!!
high Compress Dimension trasnport(高密度次元圧縮交通)通称C.D.と呼ばれる移動技術が『鏡の門』の実用化により発達した近未来。
東京駅のはるか上空に建設された”存在しない”11番ホーム。今日もまたわけありのやっかいごとが舞い込み、唯一の駅員である彼女はそれに対処する……。
イメージ的に銀河鉄道999が近いかも。あちらは旅の途中でいろいろな星に立ち寄るわけですが、逆にこの物語では列車がやっかいごとを背負ってくる、みたいな。
世界観がすっかり気に入ってしまいました。おすすめ。

最近は現代ファンタジーが圧倒的に強いので、なかなかライトノベルでSF分の濃い作品に巡り会うことが難しくなってます。そんなわけでSF分たっぷりのこの作品は、ぜひともSF好きには捕捉しておいてもらいところです。

分け合って11番ホームの駅員をたった一匹の相棒と共にずっとつとめてきた少女の秘密とは?
その辺の謎についてはあえて触れませんのでぜひ直接お確かめを! 適度にほんわかしつつもハードなSFです。


この作品の名台詞

「愛されたら、愛して返してあげて。人はそうやって、繋がるんです。あなたの周りにも、ミス西晒湖とか、たくさんの人がいるはずです。同じようにしてあげて。きっと周りの人たちもあなたに同じようにしてくれる。あなたは気づくはずですよ。血の繋がりなんかに頼らなくても、保証なんてなくても、自分を愛してくれる人はいるんだって、きっと」

→解説


「君は……いったい、何者なんだ?」
「私はただの鉄道駅員です。今までも、これからも。誰も知らない、誰も来ない、そして誰もいない、この小さな駅のたった一人の駅員、でも、もし、もう一度あなたがここに訪れてくださることがあったなら、そのときは、すこしだけお話しすることもあつかもしれません。私の歩んできた150年の歴史、見たもの、聞いたもの、感じたこと、思ったこと。たくさんの小さな物語を、あなたの小さな友人として、手作りのアップルパイと、とっておきのハーブティと一緒に……」

→解説


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