名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

ヴィクトリアン・ローズ・テーラー 恋のドレスと黄昏に見る夢

タイトル:ヴィクトリアン・ローズ・テーラー 恋のドレスと黄昏に見る夢(小説:コバルト文庫)
作者  :あおきゆうこ:青木祐子
絵師  :あき
デザイン:?
編集  :?

文字通りヴィクトリアンな時代のイギリスが舞台。
貴族の間で「そこのドレスを着れば恋が叶う」と評判の仕立て屋・薔薇色(ローズカラーズ)。
その店の女主人で、自らは地味な服装に身と包み目立たない少女・クリスと、名門貴族の跡取りで誰からも注目されるシャーロックの、身分違いの恋の行方を描いたものです。

実にじれったい二人ですが、今回はとうとう!
繊細な心情描写と、全然お約束なハッピーエンドが想像できないのが持ち味ですね。おすすめなシリーズです。

こういう身分違いの恋って、「身分の差なんて問題ない!」というご都合主義で終わるか、もしくは、もしくはシビアに身分の差をつきつけるかで話がはっきり二分されるんですが、このシリーズの場合、イギリスが舞台になっているくらいなので身分の差には甘くない。
お互い好きあっていても、全然ゴールインする姿は浮かんでこないわけですよ。まだまだ終わらないとは思いますが、最終的にどういう決着が図られるのか今から楽しみにしています。
着るものの心の闇を増幅させるという「闇のドレス」の存在もあって、毎回飽きさせない展開です。
なによりも、面と向って好きという告白がなかなかできない二人が、非常にじれったいですが、その微妙な距離感をきちんと心情描写してくれているので素直に応援したくなりますね。次の巻も楽しみ!


この作品の名台詞

「あたしは女の見かけにだまされるような男はごめんだっていうのに!」
「でもパメラはいつも、とてもきれいにしているじゃない」
「身につけるものを楽しむのと、男の気を引くのは別よ。あたしは、恋をするならただ、あたしの心を愛してもらいたいのよ」

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