名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

空トブ人ビト ふたつめの至宝

タイトル:空トブ人ビト ふたつめの至宝(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :みかみやすあき:三上康明
絵師  :大場陽炎
デザイン:?
編集  :?

国を超えて自由に空を翔る通信士としてより高みを目指す少年・ハルタとサヤの物語。
1巻でもそうでしたが、見事なまでにど直球で青臭いストーリーなんだけど、なんでもかんでも予定調和というわけではなく、青春の痛い側面もちゃんと描いていてなにげにおすすめです。

1巻ではけっこうしょっぱいラストだったんですが、今回はまだしも安心してみていられる感じでした。
「18歳で使命をまっとうし命を落とす」と言われている波翼国の現国主と、次期国主の二人の少女が鍵になっています。果たしてハルタは彼女らの運命を変えることが出来るのか? その辺は見てのお楽しみと言うことで……。
しかしまあハルタは鈍い……なんて鈍いんだ……。


この作品の名台詞

「通信士の、仕事なんかじゃないじゃん……人を殴ることなんて」
「あー、いや、それはだな。
依頼が、ほら、聞こえたから」
「依頼?」
「あの男の頬に、一発、固いゲンコツを配達してくれ――っていう」

→解説


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