名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「正直……生まれた頃より面倒を見てきたわたくしも、未だに決めかねているのです。殿下が、アホの皮をかぶったお優しい策士なのか。それとも……
単にお優しいだけの、今回に限り本当に偶然運を味方につけたただのアホなのか」
「でも……優しいことに変わりはないんですよね」
「張り合いが出ましたか」
「あ……は、はい。恥ずかしながら……
私、もっと一生懸命、王子にお仕えしようと思います!」
「ではそうなさい。ただのアホだったとしても、わたくしは責任を持ちませんよ」


タイトル:ミスマルカ興国物語 1(小説:スニーカー文庫)
作者  :はやしともあき:林トモアキ
絵師  :ともぞ
デザイン:?
編集  :?
キャラ :エーデルワイス&パリエル (107 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

奇人変人オンパレード!
ハッタリで国を救え! だいたいそんな感じの話です(爆)

いつもの林トモアキ節全開で、いつの間にか大風呂敷になってます。それと、今までの作品ともしっかり関連がありますので、ファンはぬかりなくチェックをしてください。
ただし知らなくても読むのに問題はないので、これを初体験にしてもok。

それでは台詞解説。
王国最後の懐刀であるエーデルワイス(いつも無表情)と、王子付きの近衛騎士パリエルの会話。普段は王子に振り回されつつ負けじと王子をどつき回しているパリエルですが、エーデルワイスにちょっとしたレクチャーを受けてます。
このなんとも言えない会話の様子……しかも一方は無表情で語っているのを想像するとかなり楽しいですええ。