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千の剣の舞う空に

タイトル:千の剣の舞う空に(小説:ファミ通文庫)
作者  :おかもとたくや:岡本タクヤ
絵師  :かしわもちよもぎ:柏餅よもぎ
デザイン:?
編集  :?

第9回エンターブレインえんため大賞<優秀賞>受賞作。
ネトゲを題材にした青春小説。とてもよいボーイミーツガールでした。文句なしにおすすめ。
実はネットゲームが題材の話とわかった時点であまり期待してなかったんですが……いやはやいいもの読ませてもらいました! やっぱり読んでみないといいかどうかなんてわからないと改めて肝に銘じる次第。

格闘技で最強を目指した少年・真一は事故であっけなくその道を絶たれ、腐っていたところに手にしたのがネットゲームの「サウザンソード」。
埋め合わせのように、今度はゲーム内での最強を追い求めはじめる。
そんな中、ゲーム内で出会った剣士アスミが実はクラスメートであると気がついて……。

あまり詳しくは書きませんが、微妙に想像の斜め上をいかれました。
特に中盤以降、ゲーム内だけでなく現実での描写が多くなってくる頃から一気に盛り上がります。
壁にぶち当たって落ち込んで、でも再び這い上がる。
これぞ青春!

参考までに「スラムオンライン」も同じくネトゲを題材にした青春小説ですが、こっちの方がずっとアナログです。


この作品の名台詞

「――もう一度ともだちになろう」

→解説


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from monumenta librorum on 土曜, 2008/02/23 - 21:04

えんため大賞の優秀賞受賞作。ネットゲームで知り合ったキャラクターが、実際には、クラスメイトであることに気付くが、現実では言葉を交わしたこともなかった・・・、という話。...