名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「いやー、わたし、ハムスターさんたちのことバカにしてました」
「わかってくれればいいっす」
「しかし、よく電球なんて作れましたね……齧歯類風情が」
「い、今、差別的なニュアンスを感じたっすけど!?」
「ああ、すみません。風情のわかる齧歯類さんですね、の間違いでした」
「なんだ、そうだったんですか。いやあ、それほどでも」
でも、
「……これを開発したのは、我々の一族でももっとも賢いハムスターっす。けど……」
「け、けど?」
「フクロウにおいしく食べられて死んだっす」
「おいしくいただかれちゃいましたか……」
完全にロストテクノロジーになっていました。電球。


タイトル:人類は衰退しました 2(小説:ガガガ文庫)
作者  :たなかろみお:田中ロミオ
絵師  :山崎透
デザイン:?
編集  :?
キャラ :わたし&ヤメタ (72 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

台詞からまったりとして、それでいてシュールな感覚を体感して頂ければ。

個体数が減る一方のハムスターさん達がなんと電球を開発していた……が、しかし。