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銀月のソルトレージュ 4 扉なき仮宿

タイトル: 銀月のソルトレージュ 4 扉なき仮宿(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :かれのあきら:枯野瑛
絵師  :得能正太郎
デザイン:?
編集  :?

力ある魔法書がそれ自身の意思を持って人に憑依し、憑依された人物は不死者となって強大な魔法を行使する。
大枠としてこんな設定の元、最強の魔法書「ひとつめの嘘」(ソルトレージュ)を巡っての争いを描く魔法アクション。
魔法アクションとは言いましたが、主として非常に複雑で入り組んだ人間関係や、何重にも及ぶどんでん返しが特徴です。
先の展開が読めた!と思った次の瞬間、見事に騙されていたことに気がつくことでしょう。
あーあと、ツンデレ(というよりは実直というか愛想がないだけか?)銀髪のお姫様であるジネットの恋物語にも注目。

4巻では、ジネットが冷酷非道になりきれない自分を自覚して苦しんだりうんたらかんたら。
シリーズ全体としての説明を優先させようと思うと、このシリーズってなにせ「どんでん返し」に結構比重があるのでうかつなことが書けないんですよね(汗
とりあえずラノベに出てくる銀髪少女の恋は実らないというジンクスを果たしてジネットは打ち破ることが出来るのかに注目したいところです。
ああ、他はアレとかアレについて書きたいけど書けない。うぐぐぐ。


この作品の名台詞

「私は、化け物だ」
《そうじゃな》
《しかしな、化け物が人の心を持ってはならんという法はないんじゃよ》

→解説


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