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福音の少年 王立図書館十字軍―Good News Boy

タイトル:福音の少年 王立図書館十字軍―Good News Boy(小説:徳間デュアル文庫)
作者  :かじなおたけ:加地尚武
絵師  :中臣亮
デザイン:?
編集  :?

ハレー彗星の接近と同時に魔王が世界に魔法をもたらした……そんな世界観で送る魔法アクション。
平凡な少年が、実は魔法使いとしてとんでもない才能を秘めていたのですが、性格の方はどうしようもないくらいに小市民でしかもうだつがイマイチあがらず、魔法の指導役のツンデレ少女には言い負かされっぱなし。
ドンパチするバトルが主体ではなく、思春期の心情描写が変に飾ってないあたりが絶妙で、また主人公を取り巻く人々がかっこいいとは対極にあるような行動を取る様も描くことで人間味に溢れてます。

さて、今までのはシリーズ全体としての評価。
この巻に限って言うと、閑話休題というか本編における伏線も込めた外伝みたいなもの、と言っておきます。
書架世界という設定は興味を惹かれる部分もあったかな。なんかちと微妙なニュアンスになってますが、次の巻に期待と言うことで。


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