名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「――一つだけ言っておくわ。
兄さん、きっと後悔するわよ」
「多分そうだろうな」
「……兄さんは馬鹿よ」
「知ってる」
「……とでもなく不器用」
「……一番性質の悪い女泣かしだわ」
「それははじめて聞いた」

「ばか」
「……そうだな」


タイトル:カッティング ~Case of Tomoe~(小説:HJ文庫)
作者  :はねだだいすけ:翅田大介
絵師  :も
デザイン:?
編集  :?
キャラ :光瀬灼(あらた)&紅条ケイイチロウ (331 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

本の紹介の方が間に合わず、とりあえず台詞を先行紹介。
ええっと、中二病的な鬱小説ですが、別に全部鬱というわけではありません。
それと、カッティングなどというとリストカットを想像するかもしれませんが、少なくともリスカはないです。

それでは台詞解説。
まあなんとなく想像つくかと思いますが、妹はお兄ちゃんに気があるようです。
あまり状況の良くない戦に、他の女性の為に戦わんとする兄との会話。このなんとも静かで微妙な感情のこもったやりとりがいいなあ……。