名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

いろんなことがどうでもよく思えた。ぼくは失敗したんだ。みんな勘違いだった。真冬はぼくになら、なにか伝えてくれると思っていた。でも実際には、ぼくらの間にはあの部屋のドアよりもずっとずっと分厚い壁があって、声も届いていなかった。音楽の力はなんて偉大なんだろう、と思う。あんなに離れていたのに、楽譜通りに弾くだけで、すぐそばにいるように錯覚できてしまった。なんてすごい力なんだろう。消えてしまえ。


タイトル:さよならピアノソナタ(小説:電撃文庫)
作者  :すぎいひかる:杉井光
絵師  :うえだりょう:植田亮
デザイン:?
編集  :?
キャラ :桧川ナオ (217 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

実に実によい青春小説です。特に音楽やってる人は読まないと駄目ですよ。
もっとも管理人はやってませんが、でもすごく楽しめました。

それでは台詞解説。
真冬とギターのセッションすることでわかりあおうと試みたナオ。その結果は……
この微妙な言い回しが好きです。