名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

スプライトシュピーゲル3 いかづちの日と自由の朝

タイトル:スプライトシュピーゲル3 いかづちの日と自由の朝(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :うぶかたとう:冲方丁
絵師  :灰村キヨタカ
デザイン:?
編集  :?

オイレンシュピーゲルとの物語のリンクがかなり密接さを増してきてます。
発売日を揃えるようにしているようなので、このシリーズは片方読んだらもう一方にもすぐ手をつけることを推奨。
体の欠損を補うというお題目の下、政府のお墨付きで全身を兵器化されて前線で戦うことを宿命づけられた特甲児童たちの戦いを描いたSFです。
燃える燃えるとにかく燃える! 冲方節はダテじゃない!

オイレンと違って、スプライトの3巻は、割と静かな出だしなんですが、タイムリミットのかかった中盤、そして終盤一気に物語が加速。
物語のリンクも、最初は「あれ? あんまりストーリー繋がってなくない?」などと思っていたんですが、終盤に刮目せよ!ってところです。
こちらのラブ要素はやや抑え気味ですが、本来心底一般人気質なはずの冬真くんの一途さに惚れました。
あーあと巻末のおまけストーリーは必見です。ニヤニヤしてください。


この作品の名台詞

「あたくしが……あの方を救出していれば……」
「それは違う。一人の隊員、一つの部隊ではできることに限りがある。だからこそ連携する者が勝利するのだ。行きたまえ、小隊長。そして死者の無念を晴らす鍵を手に入れろ」

→解説


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